Adobe Systemsは米国時間9月16日、「Adobe AIR」がLinux上で稼働可能になったことを発表した。AIRは、ウェブとデスクトップを1つにするリッチインターネットアプリケーション(RIA)の開発を可能にするクロスプラットフォームなランタイム。AIRがLinuxで利用可能なることで、革新的アプリケーションをLinuxで使用するための障害がまたひとつ減ったことになる。
Linux用AIRはまだベータリリースなため完全ではない。サポートされるディストリビューションは、「Ubuntu 7.10」「Fedora 8」「OpenSUSE 10.3」のみで、一部機能も不足している。しかし、手始めとしてはかなり良いものとなっている。Adobeでは次のように述べている。
「この開発者向けリリースのAIRは、Linux用に実装される機能をすべて持っているが、DRMとインストールバッジはサポートしていない。主な新機能としては、システムトレイアイコン、キーボードショートカット、ローカライゼーション、インターナショナル化された入力(IMEサポート)、ファイル形式登録、HTML内のSWFとPDF、マルチモニタサポート、フルスクリーンモード、暗号化されたローカルストレージ、V4L2カメラおよび印刷サポートなどがある」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ