日本IBMは9月14日、Oracle Databaseユーザーを対象にIBM DB2への移行を支援する「Oracleからの移行支援サービスオフィス」を設立したことを発表した。同日より移行診断サービスの提供を始める。
日本IBMでは、ユーザー企業はコスト削減案として、RDBMSの見直し、サーバ統合、リプレースなどに期待をもっていると見ているが、これらの施策によるコスト削減効果が不透明であることが課題だという。
今回設立したサービスオフィスでは、Oracle Databaseのユーザー、バージョンアップを検討しているユーザー、新規購入を検討している企業を対象に、IBMの試算ツールを利用してコスト削減効果を明確化したい考えだ。
移行サービスは、RDBMSの移行だけでなく、一部ハードウェアも対象となる。具体的には、他社製サーバを利用しているユーザーにIBM製サーバへ移行した場合のコスト削減効果も提示し、ソフトウェアとハードウェアの両面でIBM製品への移行を促す。