アップル、「iOS 8」で修正した53件の脆弱性を公開

Larry Seltzer (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2014-09-18 12:43

 Appleは「iOS 8」のリリースにともない、新バージョンで修正した53件の脆弱性を明らかにした

 最も深刻な脆弱性では、攻撃者がデバイス上で、ルート権限でコードを実行できてしまうおそれがある。これ以外の複数の脆弱性では、カーネル権限またはシステム権限でコードを実行できてしまうおそれがある。これらの脆弱性を悪用するには、デバイス上でコードを実行できなければならないが、リモートコード実行につながる脆弱性も多数明らかにされており、このうちの1つを利用してコードが実行される可能性がある。こうした脆弱性の多くはブラウザエンジンのWebkitに存在する。つまり、このような攻撃はユーザーが悪意のあるウェブページを訪れた際に行われる可能性があるということだ。

 これらの問題は、その多くが深刻なもので、古いバージョンのiOSにはまだ存在している。古いバージョンに対して修正しないのはAppleでは通常のことであり、iOS 7.xのユーザーはこうした問題に対して脆弱性を抱えたままとなっている。

 これほどではないが、やはり深刻なのは、不正なアクセスポイントによって、iOSのWi-Fi認証情報が盗まれる可能性があることだ。これは、iOSではデフォルトで有効になっていた古く不具合のある認証プロトコルを使って行われる。このプロトコル「Lightweight Extensible Authentication Protocol(LEAP)」は、iOS 8ではデフォルトで無効になっている。

 別のバグでは、/tmpに書き込みアクセス権限を持つ攻撃者が未承認アプリをインストールできてしまう可能性がある。また複数の脆弱性では、アプリがデバイスをオフにしたり、再起動させたりする可能性がある。

 攻撃者がログやApple IDなどの機密情報にアクセスできてしまう脆弱性や、攻撃者がカーネルメモリの情報を特定してアドレス空間配置のランダム化(ASLR)などの保護を迂回できてしまう脆弱性もある。

 53件の脆弱性のうち4件は、2013年に明らかにされていた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    今日からできる対策も--ランサムウェアの仕組み・最新手口を徹底解説!

  2. セキュリティ

    サイバーリスクは経営の最重要課題へ。取締役会に求められるインシデント対応の実践ガイド

  3. 経営

    8 割超の組織が“インフラの限界”に直面──エージェント型 AI 時代の新たな基準とは

  4. セキュリティ

    シャドーAIのリスクと最新事例を把握し、企業が実践すべき5つの対策ステップを理解する

  5. ビジネスアプリケーション

    なぜAIは定着しないのか? 全社活用を阻む3つの壁を突破し、業務の中で自然に動く仕組みを作るには

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]