外部メディア経由で感染するワームに注意--マカフィーが脅威状況を発表

吉澤亨史

2008-03-06 19:22

 マカフィーは3月6日、2008年2月のネットワーク脅威の状況を発表した。これは、同社製品「McAfee Managed Total Protection」のデータセンターで把握している情報をもとにトップ10を算出したもの。

 企業におけるウイルス検知数では、「Generic!atr」が791件で1位、「Generic.dx」が664件で2位、「VBS/Psyme」が584件で3位となった。ウイルスを検知したマシン数では、「Generic!atr」が2563台で1位、「Generic.dx」が1556台で2位、「Generic Downloader.bk」が1147台で3位となっている。

 企業別、マシン別両方でトップにランクされている「Generic!atr」は、USBなどの外部メディア経由で感染するワーム(W32/Autorun.worm ファミリー)が生成する「autorun.inf」を検知するもの。「Generic!atr」はファイル件数でも前月から激増しており、このワームファミリーの発生件数の増加を裏付けている。

 企業におけるウイルスのファイル数では、「W32/Fujacks!htm」が4万1384で1位、「W32/HLLP.Philis.ini」が2万9189で2位、「VAnti.sys」が2万8552で3位となった。PUP(不審なプログラム)では、企業における検知数は「Generic PUP.g」が756件で1位、「Exploit-MIME.gen.c」が562件で2位、「Adware-GAIN」が545件で3位となった。マシン数では、「Generic PUP.g」が1152台で1位、「Exploit-MIME.gen.c」が1107台で2位、「Adware-GAIN」が765台で3位となっている。ファイル数では、「Exploit-MIME.gen.c」が7万4278で1位、「Adware-IconAds」が5万5156で2位、「Generic PUP.g」が2万7802で3位となった。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  2. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  3. セキュリティ

    経営陣に伝わりづらい「EDR」の必要性、従来型EDRの運用課題を解決するヒントを解説

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    中小企業のDX奮闘記--都市伝説に騙されずに業務改善を実現したAI活用成功譚

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]