マカフィーは3月6日、2008年2月のネットワーク脅威の状況を発表した。これは、同社製品「McAfee Managed Total Protection」のデータセンターで把握している情報をもとにトップ10を算出したもの。
企業におけるウイルス検知数では、「Generic!atr」が791件で1位、「Generic.dx」が664件で2位、「VBS/Psyme」が584件で3位となった。ウイルスを検知したマシン数では、「Generic!atr」が2563台で1位、「Generic.dx」が1556台で2位、「Generic Downloader.bk」が1147台で3位となっている。
企業別、マシン別両方でトップにランクされている「Generic!atr」は、USBなどの外部メディア経由で感染するワーム(W32/Autorun.worm ファミリー)が生成する「autorun.inf」を検知するもの。「Generic!atr」はファイル件数でも前月から激増しており、このワームファミリーの発生件数の増加を裏付けている。
企業におけるウイルスのファイル数では、「W32/Fujacks!htm」が4万1384で1位、「W32/HLLP.Philis.ini」が2万9189で2位、「VAnti.sys」が2万8552で3位となった。PUP(不審なプログラム)では、企業における検知数は「Generic PUP.g」が756件で1位、「Exploit-MIME.gen.c」が562件で2位、「Adware-GAIN」が545件で3位となった。マシン数では、「Generic PUP.g」が1152台で1位、「Exploit-MIME.gen.c」が1107台で2位、「Adware-GAIN」が765台で3位となっている。ファイル数では、「Exploit-MIME.gen.c」が7万4278で1位、「Adware-IconAds」が5万5156で2位、「Generic PUP.g」が2万7802で3位となった。