米Salesforce.comは7月21日(米国時間)、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を提供するFacebookが、営業部門の業務管理に「Salesforce CRM」を導入すると決定したことを発表した。
Facebookでは、自社システムを強化するかクラウドコンピューティング型のCRMを導入するかについて検討した結果、クラウドコンピューティングでは短期間での導入が可能で、会社の急成長にあわせてスケールアップできるという点を特に評価し、「Sales Cloud 2」の導入を決定したという。
また、Facebookは営業部門全体に加え、複雑なワークフローと承認プロセスを自動化するためデベロッパーリレーションにもシステムを導入。これにより、最終的に既存の6つのシステムが統合された。
FacebookのCOOであるSheryl Sandberg氏は、「現在の右肩上がりの成長と今後の売上目標を考えた時、当社にとって会社の成長にあわせてスケールアップできるソリューションが不可欠だった。Salesforce.comのクラウドモデルはこのニーズを完璧に満たしてくれた」と、導入の背景についてコメントしている。