Leopard解体新書--第8回:Core Animationで1000 Songsに挑戦

木下誠(HMDT)

2007-12-06 17:57

 前回に引き続き、Core Animationの話をしよう。

 Core Animationが始めて紹介されたのは、WWDC 2006のLeopardプレビューにおいてだ。そのときは、iPodのCMである「1000 Songs」をCore Animationで再現したデモを流し、開発者達に大きな興奮を巻き起こした。

1000 SongsのCM 1000 SongsのCM

 1000 Songsは、iTunesが持つアルバムのカバー画像を使って、アルバムタワーを作り上げていく映像だ。膨大な数の画像が、次々とアニメーションを繰り返していく。

 今回は、この1000 Songsデモの再現に挑戦してみよう。

レイヤーを用意する

 Core Animationでは、「レイヤー」と呼ばれる構造を基本として、アニメーションを行う。レイヤーは、セルアニメーションのレイヤーと似たようなものだと考えてほしい。複数のレイヤーを重ね合わせて、それらを別々に動かすことでアニメーションを実現するのだ。

 まず、背景となるレイヤーを用意しよう。Core Animationのレイヤーは、指定した色で塗りつぶすことができる。今回は、黒で塗りつぶしておこう。

 また、画像を表示する領域のレイヤーも、別途用意しておこう。今回の目的は、画像の「タワー」を作り上げることなので、このレイヤーをウォールレイヤーと呼ぶことにする。ウォールレイヤーは、分かりやすいように、グレーで塗りつぶしておく。

背景とウォールレイヤー 背景とウォールレイヤー

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. クラウドコンピューティング

    生成 AI の真価を引き出すアプリケーション戦略--ユースケースから導くアプローチ

  3. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  4. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  5. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]