Microsoftは具体的な日程や最終的な製品名は何も明らかにしていないが、「Windows Mobile」の伝統を破り、将来の機能について語った。
MicrosoftのWindows Mobileチームが珍しくその行程表を分かち合いたいというのは、さほど理解しがたいことではない。Appleの「iPhone」は全ての話題をさらい、Windows Mobileを上回るウェブブラウジング市場シェアを有していると、少なくともひとりの市場リサーチャーは述べている。
Microsoftが選ばれたひと握りのブロガー、ジャーナリスト、そしてその他のさまざまな「有力者」に伝えた内容は以下の通りである。
2008年初めに登場するのは「Windows Mobile 6.1」である。これは現在のWindows Mobileプラットフォームにマイナーな更新を加えたものであり、インターフェースの強化が数カ所みられる。
次に控えているのが「Windows Mobile 7」である。これにはズーム機能、拡大縮小機能、そして「Internet Explorer」、電子メール、SMS、写真および音楽管理機能を含む新しいWindows Mobileアプリケーションスイートが加えられる予定であると、Gizmodoは説明している。Gizmodoは「Zuneチームと何らかのコラボレーションをするとの話も出ているが、これはまだ宙に浮いている」という。
(MicrosoftがWindows Mobileや「Xbox 360」「Zune」そしてもしかすると`「Microsoft TV」との間で機能する「Live」サービスのスイートに取り組んでいるとの話を聞いている。これはおそらく、「Windows 7」の時間枠に従って登場するであろう。それがいつかなのかはともかくとして。)
そしてWindows Mobile 7の次には・・・ジャジャーン!「Windows Mobile 8」の登場だ。Gizmodoによる大筋は以下のとおりである。
「これ(Windows Mobile 8)は利用者に待ち望まれていたバージョンである。完全に刷新されたデザインのユーザーインターフェース、グローバルサーチなどの「革新的な」機能、そして他スマートフォンのオペレーティングシステムから取り入れたアイディアである、電話端末内のオートメーションや接続といった新コンセプトが実現される。これは、利用者が連絡先カードからある人物の住所情報を見て、そこから1回クリックするだけで、その住所のマップビューに飛べることを意味する。このような直感的な流れが他にも数多く取り込まれる予定であり、メニュー経由で掘り進める必要が遥かに少なくなる。」
今後のWindows Mobileの数回にわたるリリースにおけるMicrosoftの使命は、同社が企業ユーザーを満足させるような製品を構築しながら、消費者に対してはより心地良い製品を提供することである。他方でAppleは、iPhoneでそれとは逆のことをしようとしている。消費者プラットフォームについて、iPhoneを「Exchange Server」やその他の製品とより密接に統合させることで、企業コミュニティに訴える魅力を増すのだ。
読者はどう考えるか?Windows Mobile端末は近いうちに、使いやすさまたは格好よさで、iPhoneに追いつくことができるだろうか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ