Microsoftの静かな組織再編について考えてきた。同社はIPTV、Media Center、そしてHD DVDのイニシアティブをひとつの組織「Microsoft Connected TV」事業グループとして統合した。
これらの3チームを一緒にするだけで、必ずしも密接なMicrosoftのTV製品とサービスが突如として登場するわけではない。Microsoft Platformの戦略アドバイザーのHarry Mower氏はブログのなかで以下のように述べている:
「われわれもまた基調プラットフォームとデベロッパー技術を統合し始める限り、これは正しい方向への一歩である。今日では、機器に及ぶメディア経験を構築したいなら、言語、ツール、標準の寄せ集めを利用せざるを得ない。われわれ(Microsoft)がマルチメディア開発と消費のために、ひとつの統合されたプラットフォームを提供する必要があると認識するまでは、こうした類の変化は、一般の消費者や顧客にはあまり関係のないことであった」
この最近の再編の結果、(おそらく)次の帯域外のMedia Centerリリースであるコード名「Fiji」に取り組んでいたMedia Centerチームは、今ではWindowsクライアント部門ではなく、Robbie Bach氏率いるEntertainment and Devices部門の一部となった。それでは、Fijiの開発とリリースにとって、これにもし意味があるとすれば、何を意味するのか。
FijiはVista Media Center用のバグのフィックス集にいくつか新機能を加えたものと予想されていた。ある筋からは、Fijiは「Media Centerプラス、フィックス集プラス、いくつかの(Appleの)iLifeに対抗する機能」と説明された。
MicrosoftがFijiのステータスに関する最新情報ーーそれともしかしたら一部のコードーーを発表する日がごく間近に迫っていると最近ある筋から聞いた。ひょっとすると1月初めに開催されるConsumer Electronics Showでの発表となるかもしれない。Microsoftは2007年4月にFijiベータ版アプリカントのために水門を開けたが、それ以来は何の言葉も(製品も、私の知る限りでは)発していない。最後に聞かれたのは、Microsoftが2008年後半まではFijiの最終版を提供することはなさそうだという話だ。
Entertainment and Devices eHome部門のコーポレートバイスプレジデントを務めるJoe Belfiore氏が、Fijiプロジェクトを運営していると言われていた。(しかし筆者はまた、Belfiore氏が動画関連の何かに取り組んでいるとも聞いている。これはFijiの一環かもしれないし、そうでないかもしれない。)わかっているのは、 Belfiore氏が過去数カ月間にわたり恐ろしく無口であったということだけだ。
Microsoftの最近のTV事業再編を考慮すると、どのような機能がFijiに加わるのだろうか?Belfiore氏がこのところ何に取り組んでいたか、もっと多くを知っている人はいないか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ