マイクロソフト:Silverlightも優れたSEOを提供します

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子

2008-07-04 06:29

 今週に入りAdobeとGoogleそしてYahooが「Flash」ファイル形式で保存されているコンテンツがGoogleとYahooの検索エンジンでさらにインデックスされ易くなると発表したとき、そこにはMicrosoftの名前はどこにも見あたらなかった。

 Microsoftとその支持者たちが以前に、「Silverlight」とFlashを比較する際に、Siverlightのコンテンツは検索エンジン(Live Searchだけでなく)で簡単に発見されると宣伝していたのを思い出した。私は夢でも見ていたのか?

 筆者はMicrosoftに確認を求めたが、同社の広報担当者より米国時間7月2日に以下の声明を受け取った:

 「Microsoftは最初からSilverlightを検索エンジンで容易にアクセスできるように設計した。それはシンプルなZIPアーカイブであるため、XAP(Silverlightアプリケーションパッケージのファイル拡張子)ファイルにパッケージされたSilverlightのアプリケーションは特別なソフトウェア開発キット(SDK)なしで検索エンジンに容易にアクセスできる。そしてXAMLはW3C準拠のXMLであるため、どんな静的テキストのXAMLコンテンツも検索エンジンにより容易に解析されることができる。さらにZIPファイルに組み込まれたどんなメタデータも容易に検索エンジンによりインデックスされることができる。Silverlightアプリケーションはまた、それがロードされたURLを容易に摂取し、URLクエリのストリング上の情報を利用して迅速に適切なデータをロードして表示するために「ディープリンキング」もサポートする。最後にSilverlight DOM自体が、制御によりビジュアル化されたすべてのテキスト、リンク、そして画像が容易に調査、検出されるようになっている。

 「ということは、Silverlightが顧客に優れた検索エンジン最適化(SEO)を提供することを意味するのか?そのとおりだ。Silverlightは優れた検索可能性を提供するために設計されただけでなく、Silverlightはコンテンツ管理システムから発行されたダイナミックコンテンツが検索エンジンにより容易にインデックスされるようにすることにも秀でている。XAMLとXHTMLのミラーリングを通してSilverlightにダイナミックコンテンツを発行することで、ユーザーは検索エンジン向けにコンテンツを最適化することに費やす時間を劇的に削減することができる。」

 もうひとつ次の疑問について筆者は(まだ)答えを得ていない:現在Live SearchはFlashのコンテンツをインデックスできるのか。そしてどれほどできるのか?(引き続き注目してほしい。Microsoftがこれについて何と答えるやら。)

アップデート:News.comのIna Fried氏はMicrosoftがこの質問についてコメントしていないという…少なくとも今のところは。

 FlashとSilverlightのコンテンツの検索しやすさについて、SEO専門家、コンテンツ開発者、コンテンツ発行者など誰か比較分析をしている人はいないか?GoogleとYahooが(MicrosoftのLive Searchぬきで)交わした新たな協定はAdobeを手助けしてMicrosoftに対抗するねらいなのか?そうだとすれば、なぜなのか?

 ちなみに関連情報として、MicrosoftはSilverlightのストリーミング広告パイロットを開始した。同社は今年春先にテスターの登録を始めていた。「このパイロットプログラムでは動画コンテンツをSilverlight Streamingにアップロードさせ、動画アップロード時に提供するキーワード、あるいは後で動画プロパティ上で設定するキーワードに基づいて、プレイバック体験に関連した文脈分析広告とともにプレイバックできるようにする」とWindows Live Devブログの7月2日付の投稿は述べている。(Silverlight StreamingはMicrosoftのSilverlightを駆使したメディアコンテンツのためのクラウドストレージサービスである。)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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