Microsoftが米国時間8月11日に製造工程向けリリース(RTM)した「Visual Studio 2008 Service Pack(SP)1」は、単なるフィックスやパッチの寄せ集めではない。
VS 2008 SP1――そしてそれに付随する「.Net Framework 3.5 SP1」――には、ADO.Net Data Services(「Astoria」)から(汚名を被った).Net Entity Frameworkの初バージョンまで、新たな機能も満載されているのだ。SP1にはまた、先週Microsoftが仕上げたばかりのSQL Server 2008のVS 2008サポートも追加されている。
なぜこのSP1を例えば「Visual Studio 2009」のように、新リリースだと言ってしまわないのか?筆者はこれをPartner Product Unitマネージャーを務めるShanku Niyogi氏に質問した。
「まだ多くのバグのフィックスや改善が必要だから」と同氏はシンプルに答えた。
SP1は新しい種類のアプリケーションへのサポートを追加するというよりも「より優れた近代的な方法でアプリケーションを構築するための新しい構成要素」を提供するためのものであるとNiyogi氏は説明した。
(VSチームもまた、顧客の強い要請を受けて、Microsoftの他チームが免れようとしている毎年リリースのアップデートサイクルを守ることに乗り気でないのだと筆者は踏んでいる。)
最新バージョンに関心のある開発者は、Microsoft Download CenterからVS 2008 SP1と.Net Framework 3.5 SP1を11日よりダウンロードできる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ