Microsoftは新しいオープンソースのコンテンツ管理システム、コード名「Oxite」のアルファ版を開発し、CodePlexサイト経由でリリースした。
Microsoftは米国時間12月5日からOxiteのソースコードをダウンロードできるようにした。OxiteはOSI認定のオープンソースライセンスのひとつであるMicrosoft Public License(Ms-PL)に基づき提供される。
MicrosoftのOxiteについての説明は以下の通りである:
「Oxiteは強力な土台を提供して、その上に構築することができるようにします――pingback、トラックバック、匿名または認証されたコメント(オプショナルで議論の管理も)、Gravatarのサポート、どのページレベルでも対応するRSSフィード、MetaWebLog API(Windows Live Writer統合が簡単になったものと考えてください)のサポート、ウェブ管理パネル、ユーザーが自分のブラウザの検索ボックスを使ってあなたのサイトを検索することを可能とするOpen Searchフォーマットのサポート、その他です。そのようなわけで、あなたは素晴らしい体験をデザインして時間を過ごすことができるのです。」
MicrosoftはOxiteを単なるブログエンジン以上のものと位置づけており、大きなウェブサイトさえサポートすることができると主張している。同社はまた、このプラットフォームをカスタマイズ可能と位置づけており、これによりユーザーはデータベースや検索プロバイダといったMicrosoft技術――具体的にはSQL ServerとLive Search――を非Microsoft製品と交換することが可能となるとしている。
Oxiteのコンテンツ管理プラットフォームは「ASP.NET MVCをフルに活用するために構築されているが、アセンブリに分解されているために、ASP.NET WebFormの開発者ですら、データバックエンドやユーティリティコードを使うことが可能であり、Visual Studio Team Suite(DB Pro、Test、その他)やBackground Services Architecture(トラックバックの送信、電子メール、その他、いずれもウェブサイト自身の遅延を防止するためにバックグラウンドで処理される)の使用をサポートする」と、Microsoftは述べている。
Oxiteに関する情報を探している際に、SharePoint Serverがコンテンツ管理機能を提供していることを考えると、Microsoftがもうひとつ新たにコンテンツ管理システムを開発する必要があったのはなぜかという疑問をあらわにしているに数人がいることに気が付いた。ひとつ明らかな相違点は、これらのプロジェクトがオープンソースであるか、クローズドソースであるかという側面である。
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この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ