Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏は米国時間2月24日、毎年のウォール街のアナリストに対する「Strategic Update」ブリーフィングにおいて、「Office 14」は2009年内に出荷されることはないと述べた。
「Office 14は今年ではない」とBallmer氏はアナリストたちに告げた。
Microsoft関係者は、Officeの次期バージョンの出荷目標を明かさないように慎重であった。しかし昨年はOffice 14が2009年に出荷される予定であると、同社幹部がうっかり口にしたのは数回にとどまらなかった。わずか1〜2カ月前に、Microsoft関係者は企業顧客に対し、Office 14は2009年終わりまたは2010年初めに出荷されると伝えていた。
Microsoftは1月にOffice 14のアルファ版を選ばれた顧客に対してリリースした――これには新しい「Office for Sales」SKUが含まれている。最初のベータ版は今夏になりそうであると、筆者が最近話した情報筋は述べている。MicrosoftはOffice 14クライアントと「SharePoint Server 14」を一緒にリリースすることを目指している。また同社は来年、一時的に「OCS 2010」として知られていた「Office Communications Server」の次期バージョンを出荷することも目指している。
情報筋によると、Windows 7は依然として2009年第3四半期のRTMに向けて前進しているという。MicrosoftはWindows 7の「正式な」ローンチを遅らせ、Office 14の2010年初期のリリースとタイミングを合わせるだろうか?あるいはMicrosoftは、Windows 7とOffice 14を同時にローンチすることはさほど重要ではないと判断したのだろうか(たとえ多くの企業ユーザーが新しいWindowsとOfficeのリリースを一緒に配備するのを好んでいるとしても)?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ