Microsoftがサムドライブで「Windows 7」配信を検討中というNews.comのIna Fried氏のブログを読んでいると、どうしてもMicrosoftの「StartKey」プロジェクトを思い出してしまう。
MicrosoftのStartKeyプロジェクトについては、2008年3月にこのブログで紹介した。私の情報筋は当時、このプロジェクトを「スティック上のWindowsコンパニオン」と表現した。以下が、当時のブログからの引用だ。
Microsoftは、USBフラッシュドライブに「Windowsコンパニオン」を搭載するという新しいプロジェクト「StartKey」を進めている。これにより、ユーザーはWindowsや「Windows Live」設定を持ち歩くことができる。
StartKeyはUSBドライブに限定されるものではない。SDメモリカードなど、他のフラッシュベースの記憶装置でも動く予定だ。Microsoftはこれらのインテリジェントなストレージ端末を、開発国と途上国の両ユーザー向けの「コンピュータコンパニオン」にしようとしている。匿名を条件に語ってくれた情報筋によると、今年末までに提供(少なくともベータ)の予定という。
StartKeyは、Microsoftが2007年5月にSanDiskと結んだ提携に起源をさかのぼる。Microsoftは当時、SanDiskフラッシュドライブが搭載する「U3 Smart Technology」を置き換えるソフトウェア(名称は明記していない)を提供すると発表していた。U3技術を利用するユーザーは、ファイル、アプリケーション、関連設定をUSBに格納できる。
結局、私が知っている限り、MicrosoftはStartKeyのベータをリリースしなかった。だが、ひょっとするとMicrosoftは、ネットブック低価格の小型ノートPCユーザー向けに、この技術をWindows 7配信で使えるのかどうか、使えるとすればどのように使えるのかを考えているのかもしれない。
読者の皆さんは、MicrosoftはWindows 7(特にStarter Edition)をサムドライブで提供すると思いますか?それとも、Windows 7コンパニオン端末でポータブルなStartKeyを提供すると思いますか?この2つのプロジェクトは何らかの関係があると思いますか?
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ