2月前半、一部の「Windows XP」ユーザーがブルースクリーンを報告したことを受け、Microsoftの代表者は問題と思われるWindowsパッチのコードを「Windows Update」から削除することを発表した。
Microsoftは米国時間2月17日、Microsoft Security Response Center(MSRC)のブログでこの問題に関する調査の結果を報告した。わたしの同僚、Ed Bott氏は、今回のブルースクリーン問題はXPユーザーのマシンにすでにインストールされてしまっていたマルウェアが原因と予言していた。そして、この予言は正しかったようだ。Microsoftは、原因は「Alureon」ルートキットと特定した。
MSRCのディレクター、Mike Reavey氏はブログで、Microsoftは「Alureonが感染したシステムから削除するシンプルな方法を提供するため、作業を進めているところだ。数週間以内にリリースできるだろう」と報告している(Reavey氏は、サードパーティーのセキュリティ企業も同じことに取り組んでいるとも記している)。
更新プログラム「MS10-015」の自動アップデート経由での配信をいつ再開するのかについては、明記していない(リリースされるのか、されるとしたらいつなのか、どちらにしてもAlureonルートキットの修正をリリースした後だろう)。
Microsoftは2月前半、一部のXPユーザーがMS10-015(KB977165)を適用した後に生じたと思われる“死のブルースクリーン(BSOD)”を報告した後、Windows Updateから同パッチを削除していた。
MS10-015を適用したために支障が生じたと感じているユーザーは、専用のウェブサイト、https://consumersecuritysupport.microsoft.comにアクセスするか、(米国では)専用ダイアルの1-866-PCSafety(1-866-727-2338)でMicrosoftから無償サポートを得られる。米国外の顧客のコンタクト先はこのウェブサイト、http://support.microsoft.com/common/international.aspxとなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ