Metasploit Projectが同プロジェクトの脆弱性実証コード開発および攻撃フレームワークのバージョン3.1をリリースした。大きな追加機能には、Windows用インターフェースの改善とiPhoneのサポートがある。
MetasploitはH D Moore氏が考案したものであり、攻撃方法をまとめたオープンソースのツールだ。Metasploit 3.1のリリースを発表するブログの記事でMoore氏は、複数の研究者がMetasploitにコードを提供してくれたと述べている。
Metasploit 3.1の重要な機能は次の通り。
- グラフィカルユーザーインターフェース、Windowsプラットフォームのフルサポート、265の遠隔脆弱性実証モジュールを含む450以上のモジュール。
- 多くの新しい脆弱性実証コード。Moore氏は、「3.1でリリースされた実証コードで注目すべきは、totoによって書かれたNovell Netwareの未パッチのカーネルランドの脆弱性実証コード、ローカルの無線空間を不正なフレームで満たし、幅広い無線機器を利用不能にする一連の802.11混乱モジュール、BorlandのInterBase製品ラインをターゲットにした多くの脆弱性実証コードだ」と記している。
- 「Hacking the iPhone」の活動からのコード。
他には次のようなリンクを参照するといいだろう。
- The Metasploit 3.1 user guide
- Computerworld: Metasploit attack app gets update
- Ryan Naraine: Metasploit 3 adds iPhone support to hacking arsenal
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ