最近のSQLインジェクション攻撃の波の影響を和らげるため、また影響を受けたページの概数についての透明度を高めるために、Shadowserver Foundationは正規のサイトにSQLインジェクション攻撃を行うのに使われているすべての悪質なドメインのリストを保守し始めた。現在のところ、悪質なドメインの数は50以上あり、それらのドメインに影響を受けたページの数は、全部で150万ページ強に上る。
もし特に理由がなければ、それらのドメインを避けるようにすべきであることは言うまでもない。Shadowserverは発表で次のように述べている。
以下に示すのは、大量のSQLインジェクション攻撃に使われ、悪意のあるJavaScriptをウェブサイトに挿入しようとするドメインのリストだ。われわれはまた、感染しているページの概数も資料に含めた(Googleを利用)。これらの数は時間と共に減っていることに注意して欲しい。これらのドメインの一部についてはインジェクションを受けたのはかなり前のことで、すでに解決されている。最盛期には数字はもっと大きかった可能性がある。
悪質なドメインの一部はなくなったか、なくなる過程にあるが、脆弱性のあるサイトがウェブ上のどこかに残っている限りSQLインジェクション攻撃は可能で、これまでに観察されたところによれば、攻撃者は単に新しいドメインを導入し続けるか、流動性を高めてライフサイクルを伸ばすことに注力するだろうと思われる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ