Twitterは過去数日間、フィッシング業者とハッカーたちの両方の攻撃に対処しなくてはならなかった。私は以前彼らと同じ立場にあった者として、彼らのセキュリティチームに深く同情しており、彼らがやらなくてはならない仕事の量を理解している。ここでは、あるサービスのセキュリティについて、緊急に判断をするという経験がない人のために、しなくてはならないことを想像できるよう、仕事のリストの例を作ってみた。
1月第1週の週末、Twitterはまず複数のソーシャルネットワークにまたがるフィッシング攻撃による打撃を受けた。この最初の攻撃が行われている間に、サポート要員の1人のアカウントが総当たり攻撃によって破られ、部外者にTwitterのバックエンドへのスーパーユーザー権限によるアクセスを許してしまった。
チームはこの出血が止めることができたら、ネットワークとシステムのセキュリティの基本に立ち返り、従業員とユーザーのセキュリティポリシを改訂しなくてはならない。ユーザーの不満を最小限に抑えるため、ユーザーのセキュリティポリシは、通常のユーザーアカウントに対するものと、注目度の高い、破ることによって得られる価値の高いアカウントに分けて検討される必要があるだろう。セキュリティの原則について関係者の合意が取れたら、彼らは以下のような行動を取ると考えられる。
今後数日間については、次のようになるだろう。
- すべての従業員のアカウントについて、「1Password」やNortonの「Password Manager」のようなパスワード管理ソフトを購入する。この準備ができたら、パスワードの複雑さに関する非常に厳密なポリシーを実施し、従業員にそのソフトウェアを使うことを求める。
- 価値の高いアカウント、つまり有名人や政治家、その他の影響力の強いハブとなっているアカウントを特定し、監視する。
また、今後数週間は次のようなことが行われるだろう。
- 価値の高いアカウントに対しては、アクセスとパスワードの再設定にSMSと電子メールのトークンの両方を使った2ファクタ認証を導入する。
- Twitterの従業員のアカウントを、管理用アカウントを分離する。管理用アカウントをVPNアクセスで保護されている、別の監視されているウェブサーバに分離し、やはり2ファクタ認証を導入する。
- パッチ管理、監視、緊急対応手順などを含む、ネットワークとシステムの伝統的なセキュリティポリシを確立する。
- ユーザーからの要求があった場合にアクセスできる別の認証トークンを作り、この認証トークンを使ったユーザーのプロファイルに対する一時的な、読み出しのみのアクセスを許可する。このトークンは、Twitterのコンテンツ分析を行う第三者アプリケーションに渡すためのものだ。
- iSec Partners、IO Active、Matasanoなどの第三者セキュリティ企業と契約し、ユーザーに直接接するすべてのコードを監査する。
次の数ヶ月間に行うこととしては次のようなことが考えられる。
- 価値の高いアカウントに対する専用のサポートを提供し、段階的なポリシを設定する。
- 価値の高いアカウントの所持者に対しては、異常検出方式による警告機能を提供する。例えば、アカウントに対し短時間にあまりにも多くのIPアドレスからアクセスがあった場合には、SMSメッセージを送るなどする。
- 第三者による監査で発見された、すべての影響が大きい問題や確率の高い問題を修正する。
上記のリストは完全なものでも、正式なものでもないが、Twitterのセキュリティチームが直面している作業の量について、イメージがつかめるのではないだろうか。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
-
ブックマーク(-)
- トラックバック(0)
- 印刷
-
- IPアドレス
- イメージ
- SMS
- 電子メール
- トークン
- 2ファクタ認証
- VPN
- ウェブサーバ
- ユーザー
- セキュリティポリシー
- ネットワーク
- システム
- フィッシング
- ハッカー
- セキュリティ
- サービス
- 総当たり攻撃
- スーパーユーザー
- アクセス
- 専用のサポート
- 異常検出方式
- 警告機能
- SMSメッセージ
- 特定
- IO Active
- 監視
- Matasano
- 再設定
- 第三者
- セキュリティ企業
- 契約
- 2要素認証
- パッチ管理
- 緊急対応手順
- 認証トークン
- 読み出し
- コンテンツ分析
- iSec Partners
- 従業員
- 改訂
- 不満
- 価値
- 1Password
- Norton
- Password Manager
- パスワード管理ソフト
- 複雑さに
- 価値の高いアカウント
- 有名人
- 政治家
- 業者
- 攻撃
- 対処
- リスト
- ソーシャルネットワーク
- フィッシング攻撃
- バックエンド
「通信」 の新着情報
-
RSUPPORT、簡易VPN機能を搭載した遠隔コントロールツールの新製品
RSUPPORTは、リモートコントロールツールの新製品「RemoteView 5」を発表した。リモートアクセス、リモート監視、リモート保... - NTTPC、パンデミック対策向けリモートアクセスサービス追加
- ノーテルのメトロイーサネット事業、Cienaが買収へ
- OKIネットワークス、スモールオフィス向けIPテレフォニー製品「IPstage 1000」を発売
- TIS、企業システムのクラウド対応に向けたITインフラ最適化サービス「IT@VSOP」を提供開始
- 通信 一覧へ »
「Zero Day」 のバックナンバー
-
Operaにセキュリティパッチ--「極めて重大」な脆弱性を修正
Operaに3件の脆弱性が修正されたバージョン10.10が公開された。そのうち1件は「非常に重大」な脆弱性であり、Operaユーザーは速やかにアップグレードを行うべきだ。 -
マイクロソフトがGoogle Chrome Frameにセキュリティホールを発見
-
モジラがFirefox 3.6で悪質アドオン対策を実装
-
Windows 7の脆弱性に対する攻撃コードが公開される
-
アップルはなぜWindowsのAutoRunに干渉しようとするのか
- Zero Day 一覧へ »
-
BIベンダーの選び方 −BIベンダー選定のための評価フレームワーク
- 日本モバイルインターネット端末市場分析 〜2008〜2012年のMID及びスマートフォン...
- 【導入事例集】多業種から評価されているWeb会議システム、24社の導入事例をご紹介
- CRMの限界を超える!「顧客経験価値マネジメント」実現の5段階
- POSデータを活用し、売上アップを導く「分析力」とは?
- ストレージ問題の課題に対する解決方法
- 企業コスト削減の傾向と対策 〜最新アプローチのトレンド〜
- iPhoneをビジネスで活用する時代へ〜ビジネス&モバイルのミライ〜
- 【日産自動車:BI導入事例】連結対象の36社からの情報を元に車種別損益管理を実現
- 中堅企業におけるテクノロジーと成長
企画特集
-
電力に"ふた"をする独自の省エネ機能とは!?
動的に電力割り当ても可能なHPの最新鋭ブレードに迫る -
高まるiSCSIストレージへの注目度
ストレージシステムの4つの課題とiSCSI導入のメリット -
―エン・ジャパン厳選求人☆毎週更新―
ハンゲームの社長が語る・人材とサービスの在り方 -
100万円で実現!中小企業の情報漏えい対策
中小企業の課題!?セキュリティ管理者不在でも大丈夫 -
企業ITシステムの企画、構築、運用のイロハ
戦略的なITシステムのために、今考えるべきポイント -
大丈夫?あなたの会社のセキュリティ対策
中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティを考える -
マネジメントの「コラム」と「コネタ」
今日のキーパーソンは誰? -
【最終警告】パンデミック対策特集
サービス品質を保証するためのリスクマネジメントとは -
グリー、3人のエンジニアが語る仕事への想い
連載第2話、元SIerに聞くリニューアルと開発の舞台裏 -
J-SOX法制定により内部統制の整備が急務に
重要性高まるActive Directoryの課題と対処法を公開中 -
容量制限によるメール消去は一切無し!
全てを保存するメールセキュリティSaaSが登場 -
急増するオンライン犯罪への解決策!
オンラインサービス保護ソリューション
-
13. ソースチェック
この4分間のビデオでは、Intel Parallel Studioの一部であるIntel C++コ... -
14. OpenMP 3.0
この3分間のビデオでは、Intel Parallel Composerで利用可能なOpeMP 3.0...
新着企業動向
-
kotobank、収録する辞書情報の一部提供を開始 第一弾 「@nifty辞書」に39辞書・37万語の情...
ECナビ -
BtoBマーケティングセミナー:リード獲得を増やすWebサイト構築事例紹介セミナー【参加無料】
マクニカ -
事例のご紹介 Vol.14 | 情報インフラの全体最適化
EMCジャパン -
WisePointシリーズ
ファルコンシステムコンサルティング - 企業動向一覧へ»
