Googleは、米国時間1月31日に生じた、検索結果でウェブ全体がマルウェアを含んでいると警告してしまうという誤作動について、「人的エラー」が原因であったと発表した。
検索製品およびユーザー体験担当バイスプレジデントMarissa Mayer氏のブログ記事で詳しく述べられている同社の説明では、この問題が不適切にStopBadware.orgと結びつけられており、同非営利団体に大きな問題を引き起こしている。
ハーバード大学法学大学院、オックスフォード大学、およびConsumer Reports WebWatchが運営しているStopBadwareは、すでにGoogleの不具合が原因でサービス妨害攻撃を受けており、急いでGoogleに誤報を修正させなくてはならなかった。
(参照:Google flags entire Web as 'malware')
以下がGoogleの説明の骨子だ。
- 何が起こったか?非常に単純に言えば、人的エラーだ。Googleは検索結果を返す際、もしそのサイトがバックグラウンドで、あるいはその他の密かな手段で悪意のあるソフトウェアをインストールしてくることが分かっている場合、「This site may harm your computer(このサイトはあなたのコンピュータに害を与える可能性があります)」という警告を表示する。われわれがこれを行っているのは、コンピュータに害を与える可能性のあるサイトを訪問しないように、ユーザーを保護するためだ。われわれは、そのようなサイトのリストを、手動の方法と自動の方法の両方で管理している。われわれはStopBadware.orgと呼ばれる非営利組織と共同でこのリストを管理するための基準を作成し、ウェブマスターが自分のサイトをこのリストから削除するための簡単な手順を提供している。
- われわれは定期的にこのリストを更新しているが、今朝もそのようなアップデートを行った。遺憾ながら(そして、ここで人的エラーが生じたのだが)、ファイルに' / 'というURLが値として誤ってチェックインされてしまった。' / 'はすべてのURLに展開される。幸い、サイトの信頼性維持のための待機チームがこの問題を素早く発見し、ファイルを前の状態に戻した。アップデートは時間差で順次行われていく方式を取っているため、このエラーは午前6:27から6:40にかけて現れはじめ、午前7:10から7:25分にかけて消え始めた。従って、各ユーザーにとっては、この問題の継続時間は約40分間だった。
Googleは「注意深くこの事件について調査」し、再び問題が生じないようより堅牢なファイルチェックを配置することを約束した。
今回の不都合は、すべてのサイトを有害だとラベル付けしたことに加え、ユーザーが特定のウェブサイトを訪問した際、Firefoxが誤って「偽装サイトとして報告されています!」と表示してしまうという問題も引き起こした。以下は、私が1月31日の朝にアンチマルウェアソフトウェアを提供している企業のホームページである、BitDefender.comを訪れた際に見たものだ。

Googleの不調がセキュリティベンダーの評判に影響を与えるというのは明らかに大きな問題であり、1つのベンダー・検索プロバイダに依存することに対する厳しい教訓を与えてくれる。Dan Geer氏やその他の人々が5年以上前に警告していたように、単一文化には大きなリスクがある。
これは、現在の状況に非常によく当てはまる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
-
ブックマーク(-)
- トラックバック(1)
- 印刷
-
- Firefox
- ソフトウェア
- エラー
- インストール
- ウェブマスター
- アップデート
- URL
- DoS攻撃
- 検索
- マルウェア
- セキュリティベンダー
- 評判
- 影響
- 1つのベンダー
- 検索プロバイダ
- 依存
- 厳しい教訓
- 単一文化
- リスク
- 警告ウィンドウ
- 不調
- 待機チーム
- 時間差
- 午前6:27から6:40
- 午前7:10から7:25分
- 約40分間
- 堅牢
- ファイルチェック
- 有害
- 偽装サイト
- 報告
- アンチマルウェア
- チェックイン
- 誤報
- 信頼性
- 修正
- 維持
- 悪意のあるソフトウェア
- StopBadware
- リスト
- 削除
- 定期的
- 更新
- /
- 値
- 検索結果
- ウェブ
- 警告
- 誤作動
- 人的エラー
- 原因
- Marissa Mayer
- 不適切
- StopBadware.org
- 非営利団体
- 問題
- サービス拒否攻撃
「ネットビジネス」 の新着情報
-
グーグル、 Teracentの買収を発表--ディスプレイ広告事業を強化へ
グーグルは、ディスプレイ広告事業の強化を目指して、オンライン広告の最適化技術などを提供するTeracentの買収を発表した。 - モジラ、2008年の売上高を明らかに--前年比5%増の7900万ドル
- インテル、欧州委員会の管理体制不備を争点に--独禁法違反による制裁金問題で
- ジャストシステム、最新OSに対応した小規模向け検索エンジンの新バージョンを発売
- マイクロソフト、「Office Starter 2010」の招待状配布を開始
- ネットビジネス 一覧へ »
「Zero Day」 のバックナンバー
-
マイクロソフトがGoogle Chrome Frameにセキュリティホールを発見
Internet Explorerのプラグイン、Google Chrome Frameにセキュリティホールが発見された。パッチは公開済みで、自動的にアップデートされる。 -
モジラがFirefox 3.6で悪質アドオン対策を実装
-
Windows 7の脆弱性に対する攻撃コードが公開される
-
アップルはなぜWindowsのAutoRunに干渉しようとするのか
-
Safariに7件の脆弱性を修正するパッチ
- Zero Day 一覧へ »
-
POSデータを活用し、売上アップを導く「分析力」とは?
- 日本モバイルインターネット端末市場分析 〜2008〜2012年のMID及びスマートフォン...
- コスト削減に寄与するMDM(マスターデータマネジメント)
- HP LeftHandが仮想化環境の構築の効率を向上させた3社の事例集
- Active Directoryの課題に関する調査結果と対処方法
- ストレージ問題の課題に対する解決方法
- HP LeftHand SAN のパフォーマンス評価
- iPhoneをビジネスで活用する時代へ〜ビジネス&モバイルのミライ〜
- ETLの進化形「データ統合」への移行戦略 −「データ統合」成功のための技術要件
- 進化する日本モバイルSNS市場分析〜有無線インターネット・SNS市場規模予測〜
企画特集
-
100万円で実現!中小企業の情報漏えい対策
中小企業の課題!?セキュリティ管理者不在でも大丈夫 -
―エン・ジャパン厳選求人☆毎週更新―
ハンゲームの社長が語る・人材とサービスの在り方 -
電力に"ふた"をする独自の省エネ機能とは!?
動的に電力割り当ても可能なHPの最新鋭ブレードに迫る -
大丈夫?あなたの会社のセキュリティ対策
中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティを考える -
【最終警告】パンデミック対策特集
サービス品質を保証するためのリスクマネジメントとは -
マネジメントの「コラム」と「コネタ」
今日のキーパーソンは誰? -
企業ITシステムの企画、構築、運用のイロハ
戦略的なITシステムのために、今考えるべきポイント -
グリー、3人のエンジニアが語る仕事への想い
連載第2話、元SIerに聞くリニューアルと開発の舞台裏 -
高まるiSCSIストレージへの注目度
ストレージシステムの4つの課題とiSCSI導入のメリット -
急増するオンライン犯罪への解決策!
オンラインサービス保護ソリューション -
J-SOX法制定により内部統制の整備が急務に
重要性高まるActive Directoryの課題と対処法を公開中 -
VMware OEMベンダー6社を独占インタビュー
IBM、HP、NEC、DELL、日立、富士通のVMwareの取り組み -
容量制限によるメール消去は一切無し!
全てを保存するメールセキュリティSaaSが登場
ZDNet Japan イベント
- 開催日:2009年11月26日(木)
- イベント一覧へ»
-
11. Lock分析とWait分析
この3分間のビデオでは、アプリケーションのクリティカルセクションを分... -
12. 高度な診断
この3分間のビデオでは、Intel parallel Composerが、Intel C++コンパイ...
新着企業動向
-
AmKor社と横店集団、脳梗塞や急性心筋梗塞など複数の疾病の薬剤候補であるNeu2000の中国での...
JCN -
情報セキュリティソリューションセミナー(より使いやすいセキュリティ特集)〜セキュリティ...
NRIセキュアテクノロジーズ -
「大江戸セキュリティくろすわーど」好評につき期間延長しました!(11/15まで)
日立システムアンドサービス -
メールセキュリティSaaS『Mail Luck!セキュアタイプゲートウェイ』
NTTPCコミュニケーションズ(ネットワーク事業部) - 企業動向一覧へ»
