RealPlayerをインストールしている人は注意して欲しい。Windows、Mac、Linuxのユーザーを悪質なハッカーの攻撃にさらす、少なくとも11件の重大な脆弱性が存在する。
RealNetworksはこれらの脆弱性について警告するアドバイザリをリリースした。これらの脆弱性は、細工を施した画像やメディアファイルによって悪用することが可能で、リモートからコードを実行される攻撃につながる可能性がある。
これらの脆弱性は、LinuxのHelix Playerの一部のバージョンにも影響がある。
RealNetworksの警告から、脆弱性の詳細を抜粋する。
- RealPlayerのASM Rulebook処理で、ヒープバッファオーバーフローが発生する可能性があります。
- RealPlayerのGIFファイル処理で、ヒープオーバーフローが発生する可能性があります。
- RealPlayerのメディアオーバーフローが発生する可能性があります。
- RealPlayerのIVRファイル処理で、バッファオーバーフローが発生する可能性があります。
- RealPlayerのIVRファイル処理で、ヒープオーバーフローが発生する可能性があります。
- RealPlayerのSIPRコーデック処理で、ヒープオーバーフローが発生する可能性があります。
- RealPlayerの圧縮GIFファイル処理で、ヒープオーバーフローが発生する可能性があります。
- RealPlayerのSMIL解析処理で、ヒープオーバーフローが発生する可能性があります。
- RealPlayerのスキン解析処理で、スタックオーバーフローが発生する可能性があります。
- RealPlayerのASM Rulebook処理で、アレイオーバーフローが発生する可能性があります。
- RealPlayerのRTSPパラメータ設定処理で、バッファオーバーフローが発生する可能性があります。
RealPlayerは、ウェブページに攻撃コードを仕込み、自動ダウンロード攻撃を行おうとするマルウェア作者や詐欺ソフトウェアの提供者のお気に入りの標的だ。すべてのRealPlayerユーザーは、これを緊急のアップデートとして扱うべきだ。もしRealPlayerを使っていないのであれば、ただちにアンインストールすることをお勧めする。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ