What's up, man?
英語を嫌いになっていませんか? 秋は勉強するのにも適していますが、楽しいこともいっぱいです。つまらない勉強は効率よくこなし、少しでも多くの時間を楽しむように心がけましょう。
さて、今回はグローバルで活躍するために、私自身がグローバルビジネスの場で気になった日本人の行動についてお話しします。勉強に没頭しすぎて本来の目的を失いかけている人のカンフル剤になれば幸いです。
TOEICは単なる目安に過ぎない
グローバルで通用する英語力=TOEICと単純に考えている人はいませんか? 何度も言いますが、TOEICはコミュニケーション能力を見るためのほんの1つのツールに過ぎません。TOEIC至上主義は絶対にやめてください。
どうやら日本人の中には、準備万端でないと物事を始められない人が多いような気がします。特に英語に関しては、この傾向が強く感じられます。「TOEICの点数が低いから、僕にはこんな仕事は無理だ。まずは通信教育、英会話学校、そしてTOEICでハイスコアを取って、グローバルで通用するビジネスマンになるぞ!!」--ちょっと待ってください。TOEICで高得点を取得する前に、今からできることがたくさんあるのではないでしょうか。
日本人はレスポンスが悪い?
「ホウレンソウ」(報告・連絡・相談)という言葉を新入社員時代にたたき込まれた人は多いですよね。ところが、英語がからむとどうもホウレンソウがおろそかになる人が多いようなのです。
インターネットが発達した今では、ビジネスでもメールでのコミュニケーションが一般的になってきました。メールの使い方のポイントは、「とりあえず、何時までに返答するのか一発メールを入れること」です。英語が苦手な人は、さっと電話を手にとって国際電話で話すことに抵抗があるのはわかります。であれば、まずはメールを入れましょう。
例えば、海外拠点にいる人からあなたにソフトウェアの仕様に関する質問があったとします。あなたならどうしますか? 多分、多くの英語恐怖症の方は、質問の内容に回答するため準備を一生懸命整え、情報収集のためにドキュメントを必死で調べることでしょう。完全に情報が集まったところで、英作文タイムです。じっくり時間をかけて辞書をひっくりかえしながら大作のメールで回答すると、
- My issue was already resolved by Mike (問題はマイクが解決してくれたよ)
というそっけない返事。きっとあなたに質問してきた彼は、次はマイクさんに相談するようになるでしょう。あなたは信頼を失ったのです。