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情報系/Web2.0システムに導入され始めた--NECのSpikeSource連携ソリューション

前回まで、基幹系システムを対象としたNECのエンタープライズOSSソリューションにフォーカスしてきたが、今回は視点を変えて、基幹系システムの下のレイヤである情報系/Web 2.0システムを対象とした「SpikeSource連携ソリューション」について紹介しよう。すでに同ソリューションを活用した興味深いケースが、いくつか出てきているからだ。

梅田正隆(ロビンソン)  2008年3月10日 17時00分

SNSをSaaS型で提供する「Social Tool Mart」

 SpikeSource連携ソリューションが認定したSNSの「OpenPNE」を活用したユニークなソリューションもある。SNSは、ファイルサーバやポータルサーバといった情報を中央に集約する従来型の情報共有ツールの対極に位置するツールだ。個々が持つ情報を人と人が共有しあい、それによって人脈が形成されていく仕組みであるからだ。

 NECが提供する「Social Tool Mart」は、SNSなどのウェブツールを組み合わせて、個々の考えや活動を利用者間で「見える化・つなぐ化(Social化)」するツールだ。利用者が持っている非公式な情報や整理されていない情報(アイデア/悩み/暗黙知/ノウハウ/ニーズ)を、気軽なコミュニケーションを通して見える化し、草の根的な情報共有と人脈形成の促進するものだ。

 NECではSNSについて、インフォーマルな情報を1対多で共有するためのコミュニケーションインフラと捉えており、そのインフラの上で動くSocial Toolを提供していく。Social Toolとは、個々の情報を「つなぐ化」するツール。新しいSocial Toolのひとつが、NEC研究所が開発した技術を用いたタスク管理ツールであり、このツールによって個々のタスクとSNSとの融合を考えている。

 「Social Tool Mart」のもうひとつの特徴としてはSaaS型で提供する点だ。必要な機能をインターネット経由で利用できる。もちろんシステム保守などの技術的なノウハウが不要で手軽に始められる。

 三井不動産販売は、このSpikeSource連携ソリューションを利用したSocial Tool Martを導入し、オープンオフィス「相創の場」を東京・日比谷に開設した。このオフィスは団塊の世代を中心として、ビジネスの創業を考える個人メンバーに対して、リアルなオフィスを提供するとともに、SNSを活用したコミュニケーションによって、経験やアイデアを結びつけ、新たなコラボレーションを実現する場を提供する。2007年8月からトライアル運用を始めたが、すでにSNSは不可欠な機能として高く評価されている。

 このほかテレビ新広島は、1月16日からワンセグデータ放送上で、視聴者が番組を見ながらデータ放送からSNSにリアルタイムに参加できるシステムを稼働した。このSNSに「Social Tool Mart」が利用されている。

「Social Tool Mart」のシステムイメージ

「Social Tool Mart」のシステムイメージ
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