人とデータのセキュリティ統合管理、欧米で11億ドル市場へ

Robert Lemos(CNET News.com) 2005年01月13日 15時45分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Forrester Researchが今週発表したレポートによると、今年はフィジカルセキュリティと情報セキュリティのシステム統合を図る企業がますます増加し、欧米では10億ドル以上がこの分野に投入される見込みだという。

 フィジカルセキュリティは施設管理部門、情報セキュリティはIT部門というように、それぞれのセキュリティを別々の部門で管理する企業は多い。しかし、従業員の情報を統合管理する企業が増えてきたことから、企業はこれら両方のシステムを連携させることが可能になったとForrester ResearchアナリストのSteve Huntはレポートのなかで述べている。

 「ドアロックや監視カメラ、入退室管理システムはもちろん、ガードマンが利用するシステムさえも、ログイン監視やID管理、セキュリティ障害管理などを行うコンピュータシステムと連動するようにアップグレードされていく。このビジネスチャンスを逃すまいと、今後多くのITセキュリティベンダがフィジカルセキュリティ関連企業と合併したり、提携したりするようになるだろう」と、同氏はいう。

 2001年の同時多発テロ事件をきっかけに、フィジカルセキュリティとネットワークセキュリティの連携を意識するようになった企業も多い。セキュリティシステムの統合に支出される費用は2004年に比べると今年は倍増し、欧米ではその額が11億ドルに達すると、レポートには記載されている。

 フィジカルセキュリティとネットワークセキュリティを統合する目的で立ち上げられた政府プロジェクトから支出される金額が、この分野に費やされる資金のかなりの割合を占めるようになると、Forresterは予測する。米国政府が取り組むプロジェトの例としては、運輸保安局による輸送労働者へのIDカード発行や、国防総省の共通アクセスカード導入などが挙げられる。米国政府は、同時多発テロに関する独立調査委員会(9・11委員会)からの報告を受けて以来、フィジカルセキュリティとネットワークセキュリティの統合に力を入れている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
藤本恭史「もっと気楽にFinTech」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
米ZDNet編集長Larryの独り言
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
田中克己「2020年のIT企業」
大木豊成「Apple法人ユースの取説」
デジタル未来からの手紙
モノのインターネットの衝撃
松岡功「一言もの申す」
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
今週の明言
アナリストの視点
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
スマートデバイス戦略
セキュリティ
ネットワークセキュリティ
セキュリティの論点
スペシャル
de:code
Sapphire Now
VMworld
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
デプロイ王子のテクノロジ解説!
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
さとうなおきの「週刊Azureなう」
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
北川裕康「データアナリティクスの勘所」
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
Windows Server 2003サポート終了
実践ビッグデータ
中国ビジネス四方山話
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化