富士フイルムメディアクレスト(旧社名は富士マグネディスク)は4月6日、情報漏えい防止CD-Rを作成できるシステム「ホワイトアウトCD」の販売を4月1日に開始したと発表した。CD-R内のデータ閲覧に専用ビューアが必要で、閲覧PCの制限やデータ暗号化といった機能も備えており、紛失などによる情報漏えいを防げるという。
同システムは、専用のCD-Rドライブと書き込みソフトウェアを使用して、専用CD-Rにデータを記録する。データを閲覧するには、CD-R書き込み時にペアで作成される専用ビューアが必要となる。Windowsのエクスプローラからは閲覧できない。専用ビューアにはパスワードを設定できる。
ディスクコピー防止機能により、CD-Rコピー装置やCD-Rライティングソフトウェアによる複製を防ぐ。閲覧可能なPCを指定しておくと、それ以外のPCでの閲覧が行えなくなる。また、CD-Rへのデータ書き込み時に暗号化することもできる。
対象OSは、Windows XP/2000。専用CD-Rドライブを接続するため、CardBusタイプのPCMCIAスロットが1つ必要。価格は、CD-Rドライブ、書き込みソフトウェア、CD-Rメディアのいずれもオープン。