IBMら大手4社、OASISの標準と対立する新たなWebサービス仕様を提案

Martin LaMonica (CNET News.com) 2005年04月21日 21時09分

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 IBM、Microsoft、Tibco Software、BEA Systemsの4社は米国時間19日、「WS-ReliableMessaging(WS-RM)」と呼ばれるXMLの技術仕様を標準化団体のOASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)に提出した。4社はWS-RM標準を利用料なしで使えるものにする考えだ。

 上記4社では、提出した仕様をたたき台に業界標準を策定することを提案している。4社によると、WS-RMが製品に組み込まれれば、それによって異なるベンダーのソフトウェア間で、確実にデータを交換するための方法ができるという。こうした方法の確立は、Webサービスを大々的に普及させるにあたって必要とされる重要な事柄だ。

 4社はまた、OASISに対して技術委員会を設立し、この提案を検討することを求めている。

 OASISの内部にはすでに同様の技術の策定に取り組む技術委員会が存在しており、過去2年間にわたって活動を続けて生きていることから、4社の取り組みは障害に突き当たることが予想される。この「WS-Reliability」と呼ばれる仕様は、XMLデータを確実に送信させるために考えられたもので、昨年正式にOASISの標準となっている。

 IBMなどの4社は、WS-Reliability標準の策定に取り組む個人や企業からの支持を得たいと考えていると、IBMのDiane Jordan(新興インターネットソフトウェア標準担当プログラムマネージャ)は説明する。

 「われわれはWS Reliability仕様を理解しており、OASISで仕様策定に携わった人々が単一の解決策に関心を示している。それはわれわれも同じで、同技術委員会の支持は大いに歓迎する」(Jordan)

 WS-RMは何年にもわたって開発が続いており、相互運用性に関する数多くのテストがすでに行われている。

 「仕様の中身だけでなく、そのプロセスについても異なるアプローチをとるベンダーのグループが2つ存在する」とJordanは述べている。

 OASISでWS-Reliabilityを担当する技術委員会の関係者は、WS-ReliableMessaging仕様の起草者らと共同で作業していければと述べている。

 「われわれはWS-Reliability仕様が十分に適切であり、その目的を達成できていると感じているものの、これらの基本的なプロトコル標準について業界が1つにまとめることは、われわれの顧客ならびに業界全体にとってメリットがある」と、日立幹部のRobert Freundは述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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