EMCジャパン、ストレージ「Centera」に中小企業向け機種を追加

奥 隆朗(編集部) 2005年05月19日 19時55分

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 EMCジャパンは5月19日、アーカイブ用ストレージとして提供している「EMC Centera」シリーズに、中小・中堅企業向けのラインアップを加えることと、同市場への新しい販売戦略「Making Storage Simple」を発表した。

EMCジャパン マーケティング本部長 西沢伸樹氏
 冒頭でEMCジャパン マーケティング本部長 西沢伸樹氏は、「現在、中小企業の全ストレージ容量は3〜10テラバイトに、中堅企業は5〜30テラバイトに増大しており、これは1997年の大企業と同じ数字だ」と述べ、当時の大企業と同様に現在の中小企業は、増え続けるストレージ容量に頭を痛める状況にあることを説明した。こうした状況に加えて、個人情報保護法やe-文書法などのコンプライアンスが重視されるようになり、アーカイブの必要性が増しているという。

その要件を満たすためのソリューションとして、これまで最小で8ノード構成からだった「EMC Centera」シリーズに、4ノード構成の製品を加える。一方、「Making Storage Simple」は、導入しやすい価格帯で提供すると同時に、パートナーとの協業によってカスタマイズの少ない迅速な導入と、高レベルのサービスを提供する。

 新たに「EMC Centera」の製品ラインアップに加わったのは、専用ラックを必要としない4ノード構成の製品で2.2テラバイトの容量を持つ。ハードウェアの価格は800万円からで、これに専用ソフトウェアを加えた構成となる。専用ソフトには、米国証券取引所で規定された高レベルのコンプライアンス対応を実現する「コンプライアンスエディションプラス」と、業種に合わせてデータの保管期間などが設定できる「ガバナンスエディション」が用意される。なお、4ノード製品は利用できる機能は従来の「EMC Centera」と同様となるが、4台からの拡張はできない。

 西沢氏は、製品説明に続いて混同されがちな“バックアップ”と“アーカイブ”の違いについて解説。「アーカイブは、変更の可能性のない普遍的なデータをいつでも取り出せる形で安全に保存することで、システムトラブルからの復旧を目指すバックアップとは方向性の異なるものだ」と言う。そして、「アーカイブを効果的に実施することで、バックアップに回すデータ量が減り、トラブル時のリカバリタイムも削減できる」とEMC Centera導入のメリットをアピールした。

 また、EMCジャパン CAS営業部 シニア・コンサルタントの巨勢泰宏氏が、製品概要とパートナー戦略について説明した。EMC Centeraは、ディスクシステムながら光ディスクなどと同様にWORM(Write Once Read Many)のメディアとして扱えることや、データの真正性をビットレベルで監視することで高いセキュリティを誇ること、アクセスできるコンテンツを限定する認証機能、自己修復・構築機能を装備していることなどの特徴を挙げた。パートナー戦略に関しては、公開APIの活用によって国内大手SIベンダーをはじめ国内外180社とのISVパートナーと連携を図っていくという。

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