インサイトテクノロジーは6月20日、情報のセキュリティレベルに応じたアクセス監査を実現する「PISO 2.1」を出荷したと発表した。
「PISO」は、Oracle Databaseに対するアクセスを記録/監視する情報漏えい監視システムだ。このシステムにはメモリ上から直接アクセス履歴を低負荷で取得する「SQL collector」を採用しており、システムパフォーマンスや生産性の低下を抑えることができるというもの。
今回の「PISO 2.1」には「オブジェクト・セキュリティレベル」という概念を新採用。個人情報や特許情報など機密情報を格納したOracleオブジェクトに対して、5段階のセキュリティレベルを設定してアクセスを監査することができる。情報漏えい時には機密性の高い情報を他の情報と区別してアクセスを監査、監査証跡となる大量のアクセスログを検索/調査する機能も強化した。
さらに、大量のアクセスログから不正アクセスを時間帯別に絞り込む「「タイムフレームウィンドウ」を採用し、24時間のうち不正アクセスが多く発生した時間帯をチャートから把握、選択した時間帯のアクセスログを参照/抽出することも可能だ。そのほか、機密情報別/データにアクセスしたユーザ別にアクセスログの絞り込みも行える。
価格は監視エージェントが100万円から。ログ蓄積・分析サーバが360万円から。