センドメール、オープンソース化計画を正式発表

文:Tom Espiner(ZDNet UK) 翻訳校正:尾本香里(編集部) 2006年06月19日 13時25分

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 Sendmailが、同社の商用電子メールソフトウェアをオープンソースライセンスに準拠させて公開する準備を進めている。

 Sendmailは長らく、オープンソースソフトウェア界の協力体制に関わりを持ってきた。同社が販売しているプロプライエタリ製品は、人気の高いオープンソースソフトウェア「Sendmail」と互換性がある。なおSendmailは、電子メールをサーバ間で転送するのに利用されるソフトウェアだ。

 同社は2006年4月に、一部のツールをオープンソース化する予定であることを明らかにしていた。先週に入って、Sendmailソフトウェアの生みの親であり、同社の最高科学責任者(CSO)であるEric Allman氏が、この計画に関する最新情報を発表した。

 現在Sendmailは、同社の「Mailcenter」スイート製品のどの部分をオープンソース化するか決定するため、法的コンサルティングを受けているところだという。目下の精査対象となっているのは、隔離メッセージのキューイングや再点検および処置が可能な「Mailcenter Quarantine」である。

 Allman氏はZDNet UKに対し、「個人的には、オープンソース化の最有力候補はMailcenterだと思っている。だが、(Mailcenterの)一部のコードは買収したものであったり、ライセンスで規定されているものであったりするので、まずは法律上の問題を検討しなければならない。弁護士にそうしたペーパーワークを最後に依頼したのは、6〜7年も前のことなのだ」と語った。

 Sendmailはまた、「Mailstream Manager」のオープンソース化する部分を決定するための検討も進めている。Mailstream Managerは、ポリシーに従って電子メールを分類し、セキュリティおよびコンプライアンスのプラグインを承認するプラットフォームである。

 Allman氏は、同社が所有するコードの中から、オープンソース化する部分を決定するのは容易な作業ではないと話した。

 「企業にとって製品のオープンソース化がなぜ苦労を伴うのか、ようやく理解できた。流用しているコードがあったり、ライセンスで規定されていたりと、各部位の状況はさまざまに異なる。当社は商用企業なので、利益性こそが生命線だ。あらゆるコードを手放す羽目になり、みずからの首を絞める事態に陥らないよう、気をつけねばならない」(Allman氏)

 「オープンソース化が不可能なものもある。例えば、当社はMcAfeeおよびComtouchのウイルス対策エンジンを使用しているが、これらの部分のソースコードを公開することには両社の賛同は得られないだろう」(Allman氏)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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