device name: packet command error
CD-ROMデバイスが正常に動作しているか確認する。ハードウェア、またはメディアの不具合の可能性もある。
メッセージ中で示すIDE CD-ROMデバイスのアクセス中にI/Oエラーが発生した。
このメッセージテキストに続き、エラーが発生した際のデバイスの状態やエラーの詳細情報を以下のスタイルで表示する。
- デバイスの状態を表示する場合
device name: error operation: status=status byte { status message } - エラーの詳細を表示する場合
device name: error operation: error=error byte { error message } address sector=sector
デバイスがNot READY状態、あるいはUNIT ATTENTIONが発生している場合は出力しない。デバイスやメディアの不具合に関係するエラーとみなされた場合にこのメッセージを出力する。
packet command errorは、IDEドライバが該当デバイスにパケットコマンドをダイレクトに送信した時に発生したエラーであることを示す。通常の入出力において、Linuxはブロックデバイスレイヤの要求を最適化し、必要に応じ最も効率のよいI/Oを行うようパケットコマンドのカスタマイズを行うが、デバイスの状態チェックや、センス情報の取得、トレイ操作など、カスタマイズなしでダイレクトにデバイスにコマンドを送信したい場合がある。このようなケースで発行したコマンドでエラーが発生した場合、このメッセージを出力する。
パケットコマンドの詳細についてはATAPI(ATA Packet Interface)の仕様を確認のこと。