8日、Apache Jakarta Projectは「HttpComponents Core」の新しいバージョン「HttpComponents Core 4.0 Alpha 6」をリリースした。
HttpComponentsは、HTTP関連の共通処理を行うコンポーネント。HTTPを直接扱うウェブブラウザやHTTPプロキシなどのソフトウェアを開発する際に役立つとしている。HttpComponentsの中心となるHttpComponents Coreでは、HTTPのほぼ全ての基本的な機能を実装しており、ブロッキングI/Oのほか非ブロッキングI/O(NIO)もサポートしている。
今回のリリースでは、メッセージのパース機能やベースモジュールの書式APIの機能が向上したほか、NIOやSSL/TLSプロトコルを用いて暗号化したデータをNIOで送信する「NIOSSL」関連の機能で、多くの機能向上やバグの修正が行われている。
なお、HttpComponents Core 4.0への機能の追加は今回のリリースで完了となり、次からはベータ版としてリリースということである。