コメディアンはオバマよりブッシュがお好き?--エリック松永の英語道場(17)

エリック松永 2009年02月02日 08時00分

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 What's up, man?

 景気の悪い話ばかりで暗くなっていませんか? 前回「笑う門には福来る」というテーマを取り上げましたが、今回も景気づけで笑いをテーマに行ってみましょう!

 「アメリカの映画は好きだけど、アメリカンコメディーは面白くない」なんて思っている人、いませんか? アメリカはエンターテインメントの国です。映画でもドラマでもアメリカ人は笑いを忘れません。今回は、アメリカの笑いを理解し、一緒に笑い転げるポイントを伝授いたしましょう。このセンスを会話に生かせば、より一層相手と良い関係が作れます。

 アメリカンコメディーのキーワードといえば「SNL」です。え? SNLのことを知らない? SNLを知らないでアメリカを語ることはできません。と、ちょっと大げさに言ってみましたが、半分本気です。SNLとは、アメリカで人気のコメディー番組「Saturday Night Live」のこと。毎週土曜の夜に放送されています。放送開始は1975年ですので、とんでもない長寿番組です。

 この番組からは多くのスターが誕生しました。挙げるときりがないので私の好きなコメディアンだけ一部紹介すると、映画「Austin Powers」(オースティン・パワーズ)のMike Myers、「The Da Vinci Code」(ダ・ヴィンチ・コード)のTom Hanks、「Beverley Hills Cop」(ビバリーヒルズ・コップ)のEddie Murphy、「Father of the Bride」(花嫁のパパ)のSteve Martin…… ああ、きりがありません。また、この番組からスピンアウトしたキャラクターで皆さんお馴染みのものがあります。The Blues Brothersです。The Blues Brothersは、SNLのホストを務めていたDan AykroydとJohn Belushiの人気コーナーから生まれたものです。

 SNLのすごさを語り始めると止まらないのでこの辺にしておきます。今回はここでアメリカのお笑いの一番のツボをお教えしましょう。

有名人の失言、悪口は格好のネタ

 日本人は、はっきりものを言わない人種といわれます。逆にアメリカでは、物事をズバズバ言い、それをコメディーにしてしまいます。日本でも漫才のネタで政治家の物マネをする芸人さんがいますが、内容の過激さが日米では全く違います。アメリカでは、失言でもしようものなら格好のお笑いネタになります。そのパターンを大別すると、

  1. コメディアンが有名人の失言をネタにトークする
  2. コメディアンが失言した有名人のモノマネをする
  3. コメディアンが失言した有名人を装い、失言者と対抗する別の有名人が登場してその失言を諭す
  4. 失言した張本人が登場し、自虐的に自分の失言をネタにする

 政治ネタはセンシティブです。政治家自身もかなり戦略的にコメディー番組を活用しなければ逆効果になりかねません。SNLでは政治家が選挙戦の一環として出演し、庶民的なイメージをアピールします。今回のアメリカ大統領選挙でも、SNLで熱い戦いが繰り広げられました。最終的に大統領に選ばれたBarack Obamaはもちろん、John McCain、Sarah Palin、Hillary ClintonなどがSNLに出演し、コメディアンとお笑いを通して注目されました。

お笑い番組の実例を検証

 お笑い番組の古典的なパターンとして、コメディアンが有名人の失言をネタにすることがよくあります。SNLではSarah Palinのそっくりさんが登場し、彼女がアフリカを大陸ではなく国名だと思っていたことをネタに、ヒット曲に合わせて「Africa is a continent〜♪」と歌う印象的なシーンがありました。

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