もともとは音楽関係者の商談会だったSXSWは、いまや映画やインタラクティブメディアを加えた一大イベントに発展した
テキサス州の州都オースティンで開催された「South by Southwest」(SXSW 2013)が米国時間の3月17日に閉幕した。
2007年にTwitterがブレイクした頃から、テクノロジ系のメディアにもよく載るようになった感のあるこのイベント。オフィシャルサイトを読むと、そもそもは80年代半ばにニューヨークともロサンゼルスとも遠く、あまり交流のなかった地元の音楽関係者がある種の商談の場として始めたイベントだったという。
それがいつの頃からか音楽に加えて、映画、そしてインタラクティブメディアもカバーするようになった。今では何の分野の集まりかを一口で簡単に言い表せないような、だからこそ面白い集いの場になっている。そんなSXSW 2013の話題で目についたビデオを紹介していきたい。
下のビデオは、どちらかというとテクノロジ側に軸足を置いたBloomberg Westのプレビューだ。
こちらは「絶対出ておくべきイベントになったSXSW」という話。ビデオではHuffington Post創業者のArianna Huffington氏もコメントしている。
こちらのビデオはWall Street Journalによるプレビューで、音楽分野に焦点を当てている。
「どんな場か一言では言い表せない」という感想については、今年のSXSWに顔を見せていた著名人の顔ぶれをみると、その感じが伝わるだろう。
Al Gore元副大統領(Apple社外取締役)、Elon Musk氏(Tesla Motors、SpaceX)、Yuri Milner氏(Digital Sky Technologies)、Dennis Crowley氏(Foursquare)、Dave Morin氏(Path)、Julie Uhrman氏(Ouya)、それにAshton KutcherやJustin Timberlakeといった芸能人、Shaquille O'Nealといった元プロスポーツ選手などなどだ。
Dave Morin氏あたりまでは馴染みのあるテクノロジ業界関連の名前だろう。一方、俳優のAshton Kutcherも、Airbnbなどのシリコンバレーのベンチャーに投資するエンジェルとして知られているから、それほど意外な感じはしないかもしれない。