Dropboxは米国時間6月11日、全プラットフォームで最新のユーザー体験を発表した。統合された最新のワークスペースと称しており、過去最大のユーザー向けの変更という。内容としては、DropboxはDropbox.comをはじめとするデスクトップ体験とモバイルアプリを刷新し、Slack、Zoom、Atlassianとのネイティブ統合を実現すると発表した。
コンテンツ側では、ユーザーにファイル、様々なワークツールとチームを全て集めた単一のワークスペースを提供するとしている。その一部として、ユーザーはTrelloのボードなどの生産性ツール、Wikiページ、ニュース記事へのリンクのついたウェブコンテンツへのショートカットを作成して保存できる、とDropboxは説明している。
G Suiteコンテンツとの連携も改善し、ユーザーはDropboxに保存しているGoogle Docs、Google Sheets、Google Slidesのファイルを作成したり、開いたり、編集や共有ができる。新しい検索機能では、1つの検索ボックスでDropboxプラットフォームにあるファイルを探すことができる。
外部との提携では、DropboxはSlack、Zoom、Atlassianとネイティブに統合することで、Dropboxとの間のワークフローを統合した。例えば、Dropboxから直接Slackチャネルの会話をスタートしたり、ファイルを送ることができるし、Slackでの会話の中でDropboxのファイルを共有することも可能だ。
ビデオ会議では、Dropbox内で共有したコンテンツを閲覧したり作業しながら、Zoom Meetingを始めたり参加することができるようになった。Zoom Meetingの間、ユーザーはDropboxにあるドキュメント、スライド、画像を共有して、画面上に表示することも可能だ。
DropboxとAtlassianは2018年10月、それ以前の統合の一部としてZoomに戦略的投資を行っている。ここでは、お互いのユーザーインターフェース上で差別化された製品体験を構築することへのコミットも明らかにされていた。今回の発表は、そのコミットにDropboxがフォーカスした結果と言える。DropboxとAtlassianは、数カ月内にそれぞれのプラットフォームで密な統合を構築する計画だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。