Dropbox Japanは4月5日、「Dropbox Business」の顧客向けにGoogleの企業向けモバイル管理サービス「Google Cloud Identity(GCI)」と統合するための機能の提供を開始したと発表した。
Dropboxは2018年11月に、コンテンツやセキュリティの管理を容易にするため、Google、BetterCloud、Coronet、Proofpoint、SailPointとパートナーシップを締結した。その一環で今回のGCIの統合機能が利用可能になったとしている。同社によると、Dropbox Businessのセキュリティ機能は、既にあらゆる規模の企業のニーズに対応しているが、これら提携先から提供される管理や可視化のためのツールにより、その機能が強化されるという。
GCIの統合機能によりDropbox Businessのユーザーは、従業員の入社、異動、退職に応じてアカウントへのアクセスを管理できるようになるほか、シングルサインオンで複数のウェブサービスやアプリケーションにログインできる。ユーザーはGoogleのログイン情報を使用してDropboxアカウントにアクセスできることに加え、Google 認証システムのアプリや同社のサインキー「Titan Security Key」といった多要素認証を利用してセキュリティの確保ができるようになるとしている。