Dropboxは全ユーザーを対象に dropbox.com のウェブサイトで「コンテンツ提案機能」の提供を開始すると発表した。
この機能は、dropbox.com でアカウントにログインすると、画面上に「あなたへのおすすめ」という新しいセクションが表示されるようにするもの。アカウントのアクティビティや共有相手を学習することで、ユーザーが探しているものを推測して、ファイルやフォルダーの一覧を示する。
コンテンツ提案機能画面
フォルダー階層を深く掘り下げなくても、あるいは検索結果を1つずつ確認しなくても、すぐに仕事に取りかかれるようになり、Dropbox のウェブサイトに行くだけで、作業対象のファイルがトップページに用意される。
同機能は、同社が注力している人工知能技術推進プロジェクト、DBXi（Dropbox intelligence initiative）の一環で開発された。同社の人工知能プラットフォームは、時間の経過とともに予測精度を高めることができるとし、ユーザーがDropboxを使い込むにつれて、ますます適切な候補が表示されるようになるという。
また設計の初期段階からプライバシーを念頭に置いて開発されており、お勧めとして表示されるのは、自分で所有しているか、他のユーザーから共有されている、「自分にアクセス権があるコンテンツ」のみとなる。自分のコンテンツは、共有した場合にのみ相手にお勧めとして表示されるが、共有していないコンテンツが他のユーザーに表示されることはないという。
