競争をリードするためには、最高情報責任者(CIO)や最高技術責任者(CTO)などが、ビジネスモデルへの最新技術の導入の可能性を意識しておく必要がある。
インテリジェントマシンやロボティックプロセスオートメーション(RPA)、ボット、人工知能(AI)、ロボットなどの技術に目を向け、自社の競争力拡大に役立つものであれば、導入を検討する必要がある。
これまでは、「小売業や倉庫業者がロボットを導入すれば付加価値を高められる」といった大きな粒度で語られることが多かった印象もあるが、今後はロボットを使ったアプリケーションどのように実装し、運用していくかについて、実用レベルの議論がより深まることが考えられる。
Amazon Web Services(AWS)は「AWS RoboMaker」を、知能ロボットのアプリケーションを大規模かつ簡単に開発、テスト、デプロイできるサービスとして提供している。アプリケーションを開発する際に使うロボット工学開発環境、テストを実施するロボット工学シミュレーションサービス、リモートでのアプリケーションのデプロイメントなど、実用的な機能をクラウドサービスとして展開しており、市場に訴求している。
経済産業省は「2025年の崖」で、レガシーシステムのマイグレーションに重点を置いているが、並行して、ロボット向けアプリケーションのような新分野をいち早く「こなれた」ものにする動きも大切になってくる。
ロボット開発に関する記事を集めた。