ジェーシービー(JCB)は、ネット通販でのクレジットカード決済の不正使用を検知・判定するリスクベース認証において、不正に使用された機器情報を複数のクレジットカード会社間で共同活用できる機能を導入した。この仕組みは、大日本印刷(DNP)が提供するもので、JCBは三菱UFJニコス、エポスカードと共同で10月から利用を開始している。
リスクベース認証は、ネット通販で使用されるユーザーのPCやスマートフォンなどの機器、ネットワークの情報、利用時の行動パターンなどから不正利用を検知・判定するものだ。
JCBは、三菱UFJニコス、エポスカードとともに7〜8月にリスクベース認証における不正な機器情報を3社間で共同活用する実証実験を行った。その結果、各社で不正利用の可能性のある機器情報を不正取引が発生する前に把握し、なりすましなどによる不正利用抑止の効果を得ることができたとしている。