デロイト トーマツ コンサルティング(デロイト)は、企業におけるデジタル変革の取り組みに知見がある1200人の上級経営幹部を対象に調査を実施した。
その結果、デジタルマチュリティー(デジタル化の成熟度)のレベルが高まると、財務的な成果が伴うと判明した。
デジタルマチュリティーは、財務業績と相関している(出典:デロイト)
マチュリティーが高い企業では、純利益と売り上げが業界の平均をはるかに上回っているという回答がどちらも49%に上る。一方マチュリティーが低い企業の回答は順に17%と19%にとどまった。
この調査結果について同社は、デジタルマチュリティーが高い企業は、デジタルピボット(デジタル化に向けた取り組みや軸)の実行により、新たな機会の発見や収入源の開発、顧客や市場の要求への迅速な対応、業務効率の大幅な向上を実現できているとしている。