神奈川県横須賀市とトッパン・フォームズは1月8日、デジタルガバメントの推進に関して連携したと発表した。業務プロセスの改革やデジタルガバメントの推進を担う人材育成に取り組み、横須賀市の課題を解決していくことが目的だという。期間は、2019年12月10日から1年間。
横須賀市では、既存の業務プロセスを見直すことにより業務を効率化し、これにより生み出された時間や労力を市民に寄り添うサービスに充てることが急務となっているという。同市はデジタル技術を活用し、簡単かつ便利な行政サービスを市民が享受できるようにすることを目指している。トッパン・フォームズは、横須賀市との連携協定における実証事業で得られたデータを分析・検証することで、デジタルガバメントの推進に貢献していくという。
具体的な事業内容は、横須賀市の児童手当に関する業務において1月10日からBPM(ビジネスプロセスマネジメント)の実践ワークショップを実施する。ワークショップでは、BPMS(BPMの実行を支援する情報システム)の導入効果や、ユニバーサルデザインによる帳票の改善、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)やOCR(光学文字認識)といったITツールの導入効果、申請・問い合わせのオンライン化を検証する。