サイバーセキュリティカンファレンス「DEF CON」の主催者は米国時間1月28日、新型コロナウイルス(2019-nCoV)の感染拡大を受け、2020年に中国で開催する予定の「DEF CON China 2.0」を「延期」すると発表した。
提供:Image: DEF CON
DEF CONのチームは、「新型コロナウイルス流行への対策を取るよう世界的に注意喚起されていることを考慮し、DEF CON China 2.0を延期することを決定した」と説明している。
DEF CONは現在、世界最大規模のサイバーセキュリティカンファレンスの1つで、毎年8月にラスベガスで開催される。
近年、中国でも開催されるようになっている。2020年のDEF CON China 2.0は現地時間4月17~19日に北京で開催される予定だった。
主催者によると、今のところDEF CON China 2.0カンファレンスを延期としており、正式に中止するわけではないという。
主催者は、中国本土の状況が好転し、計画どおりに進められるか、少なくとも日程を変更して後日開催したいと考えている。
主催者は、「安全が確認できたらこのイベントを開催すると約束する」とし、「状況はまだ進展中だ。DEF CON China 2.0の代替日を決めようとしている」と述べている。
「私たちは、影響を受けた地域の多くの友人たちに心を寄せている」。
ジョンズホプキンス大学のシステム科学工学センター(CSSE)は、感染が中国からアジア、北米、欧州へと広がる中、新型コロナウイルスの感染を追跡するオンラインダッシュボードを開設している。
米疾病管理予防センター(CDC)や世界保健機関(WHO)も、新型コロナウイルスの状況について情報を提供している。
医療の専門家は、行きあたりばったりで見つけたサイトに書かれている医療関連のアドバイスをうのみにしないよう、インターネットユーザーに警告している。また、非公式なウェブサイトからウイルスに関する誤った情報を共有することについて、被害者を惑わせ、人々の命を危険にさらす恐れがあるとして注意を促している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。