Microsoftは米国時間2月27日、「ロールベースのトレーニング」への移行に向けた取り組みの一環として、3つの認定資格を終了すると発表した。それらは「マイクロソフト認定ソリューションアソシエイト」(MCSA:Microsoft Certified Solutions Associate)と「マイクロソフト認定ソリューションデベロッパー」(MCSD:Microsoft Certified Solutions Developer)、「マイクロソフト認定ソリューションエキスパート」(MCSE:Microsoft Certified Solutions Expert)という、人気の高い認定資格だ。また同社は、「Windows Server 2019」や「SQL Server 2019」の認定資格を提供する計画がないことも明らかにした。
MCSAとMCSD、MCSEのすべての試験は6月30日をもって受験できなくなる。同社は、これらの試験に向けて勉強してきている人々に対して、同認定資格は6月30日以降は授与されなくなるため、同日までに必要な試験に合格するよう取り組むことを勧めている。また、同日までに必要な試験に合格した人々については、同日から12カ月間、その認定をパートナーコンピテンシー取得の条件として用いることができる。
MCSAやMCSD、MCSEの認定資格保持者は、6月30日から最大2年間はそれら資格を使用することができるものの、該当資格はそれ以降、「inactive」(失効)扱いとなる。
なお、Windows Server 2019とSQL Server 2019のコンテンツは、「『Azure Apps & Infrastructure』や『Data & AI』といったソリューション分野における特定の仕事で必要となる役割に基づいて設定される」ロールベースの認定資格に含まれるようになる。
6月30日に終了する全ての認定資格のリストは「Microsoft Learning Blog」に公開されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。