Microsoftは米国時間3月26日、認定資格のいくつかを2020年6月30日で終了するとしていた決定を見直し、延長すると発表した。資格の終了については、認定資格コミュニティーの一部から不満の声が上がっていた。
提供:Microsoft
今回の措置により、発表されていた「マイクロソフト認定ソリューションデベロッパー」(MCSD:Microsoft Certified Solutions Developer)と「マイクロソフト認定ソリューションエキスパート」(MCSE:Microsoft Certified Solutions Expert)「マイクロソフト認定ソリューションアソシエイト」(MCSA:Microsoft Certified Solutions Associate)の終了時期が7カ月間延長され、2021年1月31日になる。同社は理由として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響を挙げている。
延長を発表するブログ記事で説明されているように、Microsoftは認定試験のパートナー企業であるPearson VUEと協力し、オンライン試験監督の実施と、COVID-19によるテスト手続きの混乱に起因するスケジュールの再調整やキャンセル料の免除に対応しようとしている。
マイクロソフトは2月に発表した通り、「ロールベースのトレーニング」への移行に向けた取り組みの一環として、3つの認定資格を終了するとしている。同社は、これらの試験に向けて勉強している人々に対し、認定資格は2021年1月31日以降は授与されなくなるため、同日までに必要な試験に合格するよう取り組むことを勧めている。また、同日までに必要な試験に合格した人々については、同日から12カ月間、その認定をパートナーコンピテンシー取得の条件として用いることができる。
MCSAやMCSD、MCSEの認定資格保持者は資格制度終了後、最大2年間はそれら資格を使用できるものの、それ以降は「inactive」(失効)扱いとなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。