ロボティクス企業のTelexistence(TX)は、小売業界向けクラウドロボティクスサービスの提供に向けて日本マイクロソフトと協業を開始する。TXは、遠隔操作・人工知能ロボットの開発およびそれらを使用し事業を展開する。
両社は、TXが開発を進めているAWP(Augmented Workforce Platform:拡張労働基盤)およびロボットのクラウド基盤にMicrosoft Azure を全面的に採用する。その上で店舗での商品陳列や人材採用などの業務を、地理的制約を受けずに可能にする小売業界向けクラウドロボティクスサービスを開発する。
将来的には、商品陳列業務と決済自動化技術を組み合わせることで、同サービスを通して、人件費の削減や業務効率化を図るだけでなく、商品開発などの新たな需要創造につながるよう支援していく。
マイクロソフトは、グローバルで展開するスタートアップ支援の一環として、海外でのTXの事業展開を支援していく。主に中国や米国の市場におけるマイクロソフトの法人顧客紹介と、各地域でのMicrosoft Azureを活用したソリューションの開発に向けた連携を進める。