Cisco Systemsは米国時間5月13日、2020会計年度第3四半期決算(4月25日締め)を発表した。売上高は減少したものの、市場の予想を上回った。1株当たりの利益は非GAAPベースで79セント、売上高は前年同期比8%減の120億ドルだった。
アナリスト予想では、1株当たりの利益は71セント、売上高は118億8000万ドルとされていた。
製品部門の売上高は前年同期比12%減の86億ドル、サービス部門の売上高は5%増の33億8000万ドルだった。製品部門のうち、ネットワーキング製品やルーターといったインフラプラットフォーム製品の売上高は15%減の64億3000万ドル、セキュリティ製品の売上高は6%増の7億7600万ドル、アプリケーションの売上高は5%減の13億6000万ドルだった。
第4四半期について、同社は非GAAPベースの1株当たり利益が72~74セントとなり、売上高は前年同期比で8.5~11.5%減少すると予想している。
最高財務責任者(CFO)のKelly Kramer氏は、「非常に困難な状況だったが、第3四半期をうまく乗り切り、高い利益率と非GAAPベースの1株当たり利益の増加を達成した」として、「事業モデルに組み込んできたレジリエンシー(回復力)が実を結びつつあり、ソフトウェアの売上高に占めるソフトウェアサブスクリプションの割合は、前年同期比9ポイント増の74%になった。われわれが力を注いでいるのは、利益につながる長期的な成長を促進する一方で、株主に価値をもたらすことだ」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。