HP Inc.は米国時間8月27日、予想を上回る2020会計年度第3四半期決算(7月31日締め)を発表した。新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響で在宅勤務やオンライン学習が増加し、ノートPCの販売が伸びた。第3四半期のノートPCの総販売台数は前年同期比で32%増加した。

売上高は前年同期比2.1%減の143億ドル、非GAAPベースの1株あたり純利益は49セントだった。
アナリストらは売上高を133億1000万ドル、1株あたり利益を43セントと予想していた。
パーソナルシステムの総売上高は前年同期比7%増の103億6000万ドルだった。法人向けが6%減少し、コンシューマー向けは42%増加している。ノートPCの売上高は30%増の73億ドル、デスクトップPCの売上高は29%減の22憶ドルだった。ワークステーションの売上高は30%減の4億2800万ドル、パーソナルシステムのうち「その他」の売上高は20%増の4億700万ドルだった。
総出荷台数は11%増加し、そのうちノートPCは32%増、デスクトップPCは30%減となった。
HPの他の事業分野では、プリンティングの売上高は20%減の39億3000万ドルだった。商用ハードウェアの売上高は大きく落ち込み、37%減の7億3200万ドルとなった。コンシューマー向けハードウェアの売上高は7%増の6億2800万ドル、サプライ製品の売上高は19%減の25億7000万ドルだった。
ハードウェアの総出荷台数は2%減少し、そのうち商用ハードウェアは32%減、コンシューマー向けハードウェアは3%増となった。
HPは第4四半期について、非GAAPベースの希薄化後1株当たり純利益が50~54セントになると予想している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。