Dell Technologiesは米国時間2月25日、2021会計年度第4四半期決算(1月31日締め)を発表した。PCとリモートワーク関連の需要が引き続き急増しており、好調な業績となった。
第4四半期の売上高は、前年同期比9%増の261億1000万ドルで、利益は13億4000万ドル(1株当たり1.57ドル)、非GAAPベースの1株当たり利益は2.70ドルだった。
アナリストは、売上高を244億9000万ドル、非GAAPベースの1株当たり利益を2.14ドルと予想していた。
DellもHP Inc.と同様に、リモートワークと教育分野の需要を十分に生かしている。最高執行責任者(COO)のJeff Clarke氏は、2021年はIT支出が1桁台半ばで成長する見通しだと述べた。
2021会計年度通期では、売上高が前年比2%増の942億2000万ドル、利益が35億ドル(1株当たり4.22ドル)だった。VMwareの好調な業績も、Dellの四半期業績に貢献した。VMwareの最高経営責任者(CEO)の後任探しについて、新たな情報はなかった。Pat Gelsinger氏が退任し、IntelのCEOに就任した。最高財務責任者(CFO)のZane Rowe氏が暫定CEOとなっている。VMwareの第4四半期の売上高は7%増の33億ドル、非GAAPベースの1株当たり純利益は2.21ドルだった。
経常収益は前年比で8%増加した。Dellは、同社のアズアサービスモデルで、顧客は業務ニーズや予算に合わせて柔軟に拡張できるとしている。
PCなどのクライアントソリューショングループは、第4四半期の売上高が前年同期比17%増の138億ドルだった。商用、コンシューマー向けの売上高がけん引した。通期では売上高が484億ドル、営業利益が34億ドルだった。
2020年のPC出荷台数は5030万台で、前年比で8%増加した。
インフラソリューショングループは明暗入り混じる内容となり、売上高は88億ドルで1年前から横ばいだった。ストレージは前年同期比2%減、サーバーとネットワーキングは3%増となった。営業利益は12億ドルだった。通期でみると、売上高は326億ドル、営業利益は38億ドルだった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。