Hewlett Packard Enterprise(HPE)は米国時間6月1日、予想を上回る2021会計年度第2四半期決算(4月30日締め)を発表した。「as a Service(アズ・ア・サービス)」企業への移行を加速させているという。売上高は前年同期比11%増の67億ドル、純利益は2億5900万ドル(1株あたり19セント)となった。非GAAPベースの1株あたり利益は46セントだった。
アナリストは売上高を66億2000万ドル、1株あたりの利益を42セントと予想していた。
コンピュート事業の売上高は前年同期比12%増の30億ドルだった。ストレージ事業の売上高は前年同期比5%増の11億ドルで、「Nimble」は17%増、オールフラッシュアレイは20%増となった。
ハイパフォーマンスコンピューティングおよびミッションクリティカルシステム(HPC & MCS)事業の売上高は前年同期比13%増の6億8500万ドルだった。
インテリジェントエッジ事業の売上高は前年同期比20%増の7億9900万ドル、ファイナンシャルサービス事業は前年同期比1%増の8億3900万ドルだった。第2四半期の年間売上高ランレートは6億7800万ドルで、前年同期比30%増となっている。
HPEは第3四半期について、1株あたり利益は38~44セントの間になると見通しとしている。アナリストは1株あたり28セントと予想している。HPEは通期の1株あたり利益を1.82~1.94ドルと予想しており、従来予想の1.70~1.88ドルから上方修正している。
最高経営責任者(CEO)のAntonio Neri氏は、「戦略的優先順位に基づく、統制の取れたわれわれの運営は、売上高と最終損益の双方に対してプラスの影響をもたらしている」と述べ、「われわれは中核であるコンピュート事業とストレージ事業を強化し、インテリジェントエッジやHPCといった事業での成長に一層の力を注ぐとともに、as a Serviceへの移行を加速しつつ、クラウドファーストのイノベーションを進展させていくことで、エッジからクラウドに至るまでのサービスとしてのプラットフォームで顧客とパートナーの選択肢になろうとしている」とコメントした。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。