コロナ禍を背景に、メールを経由するサイバー攻撃が急速に増えている。そんな中4月25日に、国内のPCなど2万6000台に潜伏していたウイルスであるEmotetが、一斉に停止した。
オランダなどを含む欧米8カ国の捜査当局 が、配信システムを一斉に制圧し、全世界で同時刻に自動停止するようにプログラムを書き換えた。大きな被害を与えたEmotetに、1つ区切りがついた格好だ。
だが、米最大規模の石油パイプラインがサイバー攻撃を受け、身代金5億円を支払うなど、被害は減少していない。Amazonになりすました偽メールの被害も増えている。特に、メールを経由するランサムウェア攻撃が急増する傾向にある。最近の傾向についての記事を集めた。