NECは6月30日、中小企業がリモートデスクトップでテレワークを行うための端末とサービスをセット商品化した「NEC Chromebook for テレワーク」を発表した。7月19日に受注と出荷を開始する。
新商品は、Chromebook端末の「NEC Chromebook Y2」のWi-Fi専用モデル、端末出荷時の設定および登録代行サービス、リモートアクセスソフトウェア「RemoteView」、端末管理サービスの「Chrome Enterprise Upgrade」、アップデートおよびサポートデスク対応の運用管理代行サービスをセットにした。
中小企業の従業員は、自宅などからNEC Chromebook Y2とRemoteViewを使って会社の自席にあるPCにアクセスすると、PCの画面データがNEC Chromebook Y2に表示される。従業員は自席PCの画面をNEC Chromebook Y2で見ながら遠隔する遠隔操作する仕組みで、テレワークができる。また、出荷時や運用時の面倒な設定管理の作業をNECが代行することで、IT担当者が少ない中小企業が利用しやすいようにしたという。
NECはVPN構築が不要で、テレワーク時は暗号化通信によるPC画面の画像データを転送するだけであり、NEC Chromebook Y2へのデータコピーを禁止するなどして、セキュリティを確保できると説明する。
価格はオープン。今後3年間で150社への販売を見込んでいる。
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