NECは、エコシステム型コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「NEC Orchestrating Future Fund」を新設した。2022年6月末をめどに、同ファンドに賛同する事業会社(通信系、銀行など1業種1社を予定)から出資を募り、総額1.5億ドル(約170億円)規模のファンドを目指す。
同ファンドは、将来社会のビジョンを実現するネットワークインフラやデジタルサービスの創出するもので、主な投資地域は米国、イスラエル、欧州、アジア。ターゲット領域は、第5世代移動通信システム(5G)・第6世代移動通信システム(6G)、デジタルトランスフォーメーション(DX)、デジタルガバメント/ファイナンス、スマートシティー、ヘルスケア・ライフサイエンス、カーボンニュートラルの6領域。
同社は、ネットワークテクノロジーの進化とデジタルサービスの変容が新しい社会価値創出をけん引すると考えており、同ファンドを通じてテクノロジーとサービスの両面に投資し、相乗効果を生むことによって投資価値の最大化を狙う。