渋谷区と東急不動産は2月6日、「スタートアップエコシステム」の形成推進を目的として、連携協定を締結した。スタートアップエコシステムは、企業が生まれてから成長し、新たな企業を育てる側になるまでを支援する取り組み。
今回締結された協定は、(1)スタートアップエコシステムを形成する拠点都市への成長、(2)居住/オフィス施設や実証実験の提案、(3)オープンイノベーションの地域施策、(4)人材育成や人的交流――を含む。
協定締結後の取り組み第1弾として、渋谷区が主導するグローバルスタートアップ育成機関「シブヤスタートアップス株式会社」を渋谷区、東急、GMOインターネットグループ、東急不動産の4者共同で設立。資本金は、資本準備金を含めて1億7000万円。
シブヤスタートアップスは、渋谷に国際的なスタートアップコミュニティーを誕生させ、育む役割を担うことで渋谷の国際競争力を強化し、同区の地域経済の発展に寄与する。
これまで両者は、官⺠⼀体で組成した「渋谷駅前エリアマネジメント」の活動や、地域イベントへの参画・協⼒、官⺠連携のコンソーシアム「Shibuya Startup Deck」でスタートアップ企業が育ちやすい環境づくりなど、さまざまな分野で連携して渋谷の価値向上に取り組んできた。